熱中症のよくある誤解

熱中症のよくある誤解を2つ紹介します。


①現場作業員が熱中症で搬送

──実は「経口補水液を当日5本」飲んでいた。
…これは本当に熱中症だったのか?


糖分過剰による「ソフトドリンクケトーシス
(通称 : ペットボトル症候群/急激な血糖値の乱高下が招く症候群)」、
あるいは熱中症との合併症の可能性も。


「とにかく飲め」の指導が、
人の血糖調節機能を無視して行われており、
それが逆に代謝異常を引き起こすリスクに。


経口補水液やスポーツドリンクは“高張液”
用途と量を誤れば、体を壊すことも。
正しい知識と適切な指導が必要です。



②「WBGT(暑さ指数)測定すると休憩だらけで仕事にならない」
──誤解です。

WBGTの把握はあくまで努力義務。

だから「やらなくていい」のでは勿論なく、
測って、見える化した上で、現場に合った工夫と対策を考えることが重要です。

作業強度や服装、現場条件でもリスクは変わります。
だからこそ、現場での実測と“見える化”が要。


法令も”やらされ感”より、主体的なリスク管理へ。