「休職者における現状と課題〜休職者を出さないために〜」
ウェルビーフォーラムin 福⼭に登壇

当事務所は、障害者の就労移⾏⽀援、就職⽀援、
⾃⽴⽀援などで定評のある、ウェルビー株式会社さんと、
「リワークプログラム連携先」としての関わりをさせて頂いております。
昨年、同社の担当の⽅が「岡⼭でメンタル専⾨の産業医」を検索され、
直接連絡を頂けたところから、話が始まりました。

全国に拠点があり、リワークの実績もある企業ですが、
休職者に対する考え⽅、スタンスが⾮常に似ており、
共感できたからこその関わりを持てました。

今回のフォーラムは、同社からのご提案ですが、
「再休職者を出さない」という共通テーマで、
私も含め4⼈の講師が登壇しました。

講師の⽅々は、このテーマについて共通の視座をお持ちで、
それぞれの⽴場からの専⾨的な話をされておりました。

この仕組みを訴求している産業医があまりいない現状で、
他業種でも同じスタンスでサービス提供されている専⾨家や、
企業があること⾃体が、たいへん嬉しく励みにもなりました。

会場とオンラインのハイブリッド開催でしたが、
参加企業数163社、参加⼈数232名、うち現地参加28社41名
という情報を頂いております。

中⼩〜中堅〜⼤企業の参加が多いと聞いていますが、
企業規模に関わらず、このテーマについての関⼼の⾼さを感じます。

私のセミナーは、
「再療養をくり返すメンタルヘルス不調による休職者が完全復帰できる仕組み化」
という、やや⻑めのタイトルでしたが、
これは普段、企業の⼈事労務担当者向けに、オンラインまたはリアルに
⾏っているセミナー内容から抜粋したものです。

この「仕組み」をうまく導⼊できた場合、良い成果しかありません。

例えば、
・そもそも再発しやすい”うつ”の社員が⼀回の療養で復帰する。
・担当者または上司が、難しい対応に悩むことがなくなる。
・こじれるリスクが極めて低い。
・基本的に“元通りの健康度”に回復して戦⼒となって復帰できる。
・近い将来「労働者が激減する現状」への重要な「労働⼒確保」対策でもある。
・内製化・⾃律化できるので、私も含めて医療職への依存度が激減する。

また、⻑期の休職期間は、クリニック選びや療養の仕⽅などは、
「本⼈の運や実践度」にも⼤きく左右され、ブラックボックスでもあります。

また、療養の後半の数ヶ⽉を、今回の主催者のような
リワークプログラム提供機関にお繋ぎすることで、
運任せでない、確実な職場復帰の実現性が向上すると考えています。

事後のアンケートでも⾼評価だったようで、
またどこかで開催があれば、積極的に参加し、
少しでも多くの企業の⽅々に、このような考え⽅を
知って頂きたいと思っています。