AEKのダム見学

地元の主に建設業の安全衛生のプロ集団=AEK
(安全衛生研究会)の”苫田ダム見学会”へ参加しました。


国交省の担当者から、このダムの役割、各構造物の意味、
仕組み、業務内容、環境保護など詳細な解説を聞き、
これまで縁のなかったダムについて理解を深める。


特に、以下2点が印象的でした。


1.取水深:放流する水の深さ・・・貯水湖の上層の水は、温度が高く汚れており、
これを発電装置を通して、下流へ流すと河川に悪影響があるため、
水深10mなど深い層の適切な水を放流する時の深さ。


2.魚道:魚が遡上してきて、段差をも乗り越えてダムの手前まで来る道。
そのミニプールに辿り着いた元気な魚を、定期的に軽トラでダムの上流へ放流し、
なるたけ生態系への影響を少なくするため。


まあ、こういう環境配慮も、そもそもダム建設前の環境とは
激変後の建前的な対処なのかもしれませんが、
いくつかの法令も絡んでおり、興味深い話でした。


道中、AEKの大先輩と殆ど喋りっぱなしでしたが、
巷では聞けない、業界裏表の四方山話がインパクトがあり、
明日から活用できるワードや説得のヒケツをお聞きできたのも
有意義でした。



AEKとは、以下の説明通りだが、

「日本海から太平洋まで、広く中四国の専門家同士が
一緒に楽しく学び合い助け合うこと」

という主旨のもと2000年に発足された。

岡山では、月1の勉強会が、(コロナの時期を除き)
現在まで途切れなく続いていることも凄い。


メンバーは、ほぼ建設業の安全コンサル(一部、社労士さん)で、
衛生コンサルつまり医師の参加は初めてに近いとのことなので、
今後少しでも、会の発展に貢献できたらと思います。

AEK:労働安全衛生コンサルタント、産業医、弁護士、
社会保険労務士、中小企業診断士等のプロ集団により構成され、
建設業をはじめとしての情報の提供、安全衛生活動等の指導•支援活動、
専門知識の研修•講演活動、労務に関する業務指導、経営改善等、
建設業の経営支援活動等を行います。

活動地域は、岡山県を主な発信地として香川県・高知県等
広域的活動を行います。

業務内容
〇労働安全・衛生コンサルタント業務
(診断•業務改善計画、RA導入その他関係業務)
〇建設業4時間教育訓練
〇現場パトロール等
〇安全大会講演
〇社会保険労務士業務(労務に関する指導•支援業務)
〇中小企業診断士業務(経営に関するビジネスプラン作成等改善業務)